用海岸調査 Machiiro 記事写真 2
波打ち際から砂丘の上を望む。高低差は約6mあります。

とある浜辺の再生事業のお手伝いで、用海岸調査のための打ち合わせを行いました。

美しい砂浜が続くロングビーチ。

久しぶりに訪れた用海岸は、砂の多くが消失し、残された小高い丘もいずれは無くっなってしまうことが容易に想像できました。

場所によっては、それが原因となって台風で道路が崩れているところも。

用海岸調査 Machiiro 記事写真 5
かつては、この階段の中腹まで砂で覆われていたそうです。
用海岸調査 Machiiro 記事写真 4
崩れようとする道路。

砂浜の消失には様々な条件が重なってのことだと思いますが、自然の力で浜辺を再生しようと試みる事業の大切さを実感する打ち合わせともなりました。

本番ではしっかりと調査し、美しい奄美大島を守るお役に立ちたいと思います。

10年前の海岸線

奄美探訪で、10年前の用海岸の海岸線を見ることができます。

動画

調査試験で撮影した動画の一部を貼っておきます。

0ポイント(基準点)を、海を背に平行移動して撮影しました。
以前はなだらかなだった砂浜がエグれ、小高い丘となってしまったのが見て取れるかと思います。

※国立公園内でのドローン飛行は、関係機関へ報告・許可を得て飛行させています。

2 Responses

  • お尋ねします
    はじめまして

    この調査は
    護岸工事したから
    浜がえぐれてるという調査ですか?
    それとも
    護岸工事した効果の調査ですか?

    工事後浜がだいぶ汚れてしまった印象ですがどうでしょうか

  • かなえさん、はじめまして。

    この調査ですが、「浜辺の再生事業のお手伝い」と本文にありますとおり、自然の力で浜辺を再生しようと試みる事業から依頼を受けて、ドローンで空撮しました。

    事業自体はアダンの植林で浜辺を再生(侵食防止)する旨でしたが、調査時に担当者が「先行植林したアダンがなかなか根付かず、難しい」とおっしゃっていました。
    私どもはこの空撮のみの依頼でしたので経過報告等は受けていませんが、植林されたであろう場所でアダンは見かけないので、担当者がおっしゃっていたことが全てかもしれません。

    護岸工事と浜が汚れたこととの因果関係につきましては、専門家ではないのでわかりかねます。

    ここはから私事ですが
    昔、波乗りをしていた頃に受けた講習で、「海は繋がっていて、潮流があり常に動いている。地形の変化にはさまざまな要因が複雑に絡まり合っている」と聞いたことがあります。(もう2〜30年も前なのでうろ覚えですが)
    護岸工事の無い浜がえぐれたり、逆に、護岸に砂がたまったりもしているので、なんとも言い難いですね。

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