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一生モノに出会える店 木工インテリア雑貨「KOSHIRAERU」

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2016年4月、木工インテリア雑貨店「KOSHIRAERU」が龍郷町にオープンしました。
元々料亭だったという建物は、どこか和風で落ち着く佇まい。ひとつひとつ手作りの木工作品は、さりげないのにあたたかく、ぬくもりが伝わってくるようです。

koshiraeru 内観 写真

 

かわいらしくてあたたかい木工雑貨

店内にはブローチ、カッティングボード、バターナイフ、トレイ、時計などなど、木の雑貨がたくさんあります。

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人気商品はお値段もお手頃な「鳥のブローチ」です。何ともいえない愛くるしい表情がたまりません。これはキュンとくる女性が多発する予感。
郵送にも対応しているため、観光客がお土産に買うことも多いのだとか。また、店内で販売しているモノ以外のオーダーも増えているといいます。
「プレゼントとして購入される方がほとんどですね」
と語るのは「KOSHIRAERU」のオーナー、寳園 純一(ほうぞの・じゅんいち)さんです。
かわいらしいフォルムや、そこにあるだけでほっこりする木の雑貨たちなら、贈られた人は思わず笑顔がこぼれるでしょう。

 

藍染Tシャツにオリジナル柄を入れて…

木工作品が並ぶ店内で、ひらひらと上から吊るされている子供用Tシャツを発見。




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「龍郷には染色の工房がたくさんあり、せっかくだから繋がりを持ちたいと思って。お客さん自身が染めた世界でひとつのシャツなどに、お客さんの好きな絵や図、柄などを入れて、さらなる付加価値を作るっていうのをやっています。(※藍染に限る)
まだ完全に決まった形はないんですけど、今後このサービスも広められたらと思ってるんです。ほら、奄美は雨が降ると観光する場所も限られますよね?そんな時でも“自分で染めて自分の好きな絵を入れたTシャツ作り”って、楽しいかなと考えています」
そう説明しながら見せてくれたTシャツは、寳園さんの息子さんが描いた絵が入っていました。藍染をした後、レーザーで藍の色を飛ばして描くのだそうです。

 

便利な現代の中で「不便」を楽しむ贅沢

木工製品は湿度や温度の変化によって湿気も含むし、曲がったり割れたりすることもあります。
そこで必要なのが日頃お手入れ。「毎日のひと手間、ほんの少しの不便が長持ちさせる秘訣」だと寳園さんは言います。

「毎日お手入れすることで愛着が湧き、ますます長く使っていこうという気持ちになると思うんですよ。
お客さんも最初は[大丈夫かな?]なんて心配そうにしていますが、案外お手入れして愛用していただいているみたいです。
生活の中に溶け込んで、ちょっと不便だけどそこがまたいい!そんな風に楽しんでもらえたら嬉しいですね」
と、満面の笑み。お話し好きの店主とのおしゃべりを楽しみに来るお客さんも多そうですね。

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「温故知新」を実践できる島、奄美

学生時代、友人と奄美大島に訪れた寳園さん。海と自然の圧倒的で多彩な様子に「ココだ!」と感じ取り、「この島でモノづくりをしたい」と7年前に移住しました。
木工製作所などに勤務しながら、制作を続ける日々。そんな中、寳園さんは、奄美大島の生活にはモノづくりが根付いていると実感したそうです。

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「内地に住んでいるときは、どこか壊れたら捨てるが当たり前。ところが島では、どこか壊れたら[それなら○○さんに頼もう][△△さんに聞けば直し方教えてくれる]と、すぐに捨てないんですよ。
そして実際、何とかなったり何とかしてくれたりするんです。DIYって言葉が流行る前から、その精神が息づいているんですよね」
いつの間にか忘れてしまった知恵や工夫の大切さ、楽しさを感じるといいます。
「もともと島だけですべてをまかなっていたから、みんな色々な技術を持ってるんです。だから本当は、人もモノも島だけで完結できると思います。たぶん、昔の日本ってこうだったんだろうなと思いますよ」
温故知新。昔ながらの知恵を大切にしながら新しいものを作るうえで、奄美大島は絶好の場所だといえそうです。

 

奄美発、世界へ!

奄美大島の大島紬は、気の遠くなるような、いくつもの作業工程があります。はっきりいって、とてつもなく手間がかるものです。そのいくつもの作業工程を分業することによって、各工程の技術や知識を高めてきました。
こういったやり方が、島の強みだと言う寳園さん。
「だから僕は、島内で他の人が同じ事をやったとしても、敵対するのでなく、分業制のように得意を持ち寄ったら、何かが生まれると思っているんです。
奄美だけでなく、日本全国に、そして世界に。奄美という、秘めた力と技術を持った島をひろめていきたい、その活動でたくさんの人を喜ばせたい、そう思っています」
自身の店ももちろん大切、でも、島人でさえ気づいていない奄美大島の魅力をもっと広めたいと活動をしているようです。

しっかりとした信念をもって制作に取り組む寳園さん。あたたかくて話好き、そして時折おちゃめな人柄がにじみ出るような「KOSHIRAERU」の木のインテリアたち。
ぜひその目で見て、触れて、嗅いで、このぬくもりを感じてみてください。一生モノのお気に入りに出会えるかもしれません。

KOSHIRAERU

koshiraeru 内観

〒894-0105 鹿児島県大島郡龍郷町大勝1164
0997-69-3766
営業時間 11:00〜17:00 / 水曜定休
ホームぺージ http://www.koshiraeru.com/
ブログ http://koshiraeru.amamin.jp/

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泥ぬ マコ doronu mako
奄美市笠利町で夫、娘、犬とともに暮らす34歳。奄美大島に移住して4年目に突入。お店・企業・場所など気になるところにお邪魔しては、あれこれと聞きだし記事にしています。人の生き方、仕事の仕組み、考え方などなど、自分の知らない世界を知りたいと思っています。 フリーランスでライター・編集・画像作成などを請け負い生活中です。ホームページやブログの記事作成、PR文章、コピーライティング、LP、編集、企画・構成、台割・ラフ、チラシ、広告・名刺、ショップカード、バナー・などなど何でもお仕事募集しています!お気軽にご連絡ください。
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