記事

奄美近海の恵みを美味しく安全に!女性ならではの技と知恵が光る『奄旨海房 魚匠』

赤木名の飲食店や学校、住居が連なり賑わう通りを越えて山道にさしかかる手前。
赤木名漁港に隣接するのは、平成23年オープンの『奄旨海房 魚匠』(あまうまかいぼう ぎょしょう)です。
販売されている水産加工品の数々は、どれも思わず手に取りたくなる個性派揃い。
お土産としての人気もさることながら、地元の人にも好評です。
奄美だけでなく県外まで積極的に販売を広げている『魚匠』。その人気の秘密に迫るべく、お話を伺いました。

 

「もったいない」が魚匠誕生のきっかけ

魚匠のメンバーは笠利地区漁業集落の女性たち。漁師の奥さんや、自らが船長を務める女性もいるようです。
魚匠誕生は、奄美漁業協同組合に女性部が結成されたのがはじまりでした。
以前、漁で水揚げされたアイザメなどは、商品価値がないのでそのまま破棄していたそうです。
けれども、そのまま捨てるのはもったいない。なんとか利用できる方法はないか?との声が上がりました。
そこで、捨ててしまうサメを利用できる商品開発を開始。試行錯誤の末に「奄旨いぶし」という商品が誕生したのです。その後も使い道の少ない数々の水産物を使った商品を多数開発しました。
そして平成23年、奄美漁業協同組合の婦人部から独立してできたのが『奄旨海房 魚匠』です。

 

素材が格別!人気商品『まーさんSouzu』

魚匠にはさまざまな種類の商品が並んでいます。
どれも個性的で、他にはお目にかかれない珍しい商品ばかり。
どれを選ぶか迷った時にオススメなのは……?
魚匠だけでなく、ビッグツーや空港でも大人気なのが新商品の『まーさんSouzu』(まーさんそうず)
まーさんは「おいしい」、そうずは「かんぱち」という意味で、おいしいかんぱちのスモークになります。
奄美近海で一本釣りされた天然のカンパチ。船上で活〆されるので鮮度は抜群!生ハム風にいただける一品です。

味は3種類。
・ピッリと大人の刺激・黒コショウ
・爽やかな風味が魅力・喜界島の希少な島みかん
・旨味がギュっと濃縮・喜界島の希少な白ごま
燻製に使うさくらチップの中には、奄美大島の緋寒桜も混ざっています。
極上のカンパチに奄美の桜を感じながらいただきましょう。
魚匠は、イベントへの出店も多数。奄美大島内はもちろんのこと、島外にも積極的に遠征しているんです。
イベントでの人気メニューは「もずく天ぷら」。
とくに島外の人には珍しいようで、いつも行列ができるんです。
商品である生もずくを購入し、作り方を聞きいてくるお客さんも多いのだそう。

 


 


ほかに「油そうめん 夜光貝のオリーブオイル漬けのせ」も人気。

油そうめんは馴染があれど、“夜光貝のオリーブオイル漬けのせ”はシマッチュも知らない食べ方。珍しい上に美味しいと大好評です。

 

週に一度のレア商品「魚匠バーガー」

2年前に開催された、奄美群島のグルメNo.1を決定する島ごはんの祭典「うまいんピック」にて、見事1位に輝いたのが「魚匠バーガー」!
なめらかな舌触りでしっかりと魚の味を堪能できるバーガーは、老若男女問わず愛される味。
照り焼きのタレとマヨネーズの黄金コンビで、ぺろりと平らげてしまいますよ。
つくねとも違うし、練り物とも違う……まさに魚匠バーガー独自の食感と味!
そして大満足のボリュームです。

食べやすくするため、パンの端はわざと切らずにおく小技もいいですね。
細かい気配りも、重要な隠し味。
また、バーガーが大きくて食べきれないという声を受け、ロールパンサイズのミニ魚匠バーガーを作ってみたとのこと。取材した日が始めての販売日だそうです。
お客さんの声を即かたちにする行動力、おみそれいたしました。
魚匠バーガーの販売は毎週金曜日とイベントの時のみ。
なかなかお目にかかれない、レア商品なのです。

 

金曜日はお惣菜の日

金曜日は魚匠バーガーの他にもお惣菜などを販売しています。
「フィッシュフライバーガー」も人気メニュー。この日はカンパチのフライでした。
キャベツの千切りにフライを乗せ、からしマヨネーズをつけたバーガー。
サクサクの衣に包まれた、旨味の濃いカンパチの身。
フライなのにしつこさがないので、最後まで美味しくいただけます。

ほかにも
・天ぷら盛り合わせ
ソデイカの天ぷら、もずく天ぷら、きびなごのフライ
・魚の照り焼き
・魚の素揚げ
などなど、盛だくさん。
少しだけ味見させていただいたソデイカの柔らかさとサクサク衣、忘れられません。

 

加工場見学

お忙しいところ無理を言って、魚匠バーガーのパテ作りを撮影させていただきました。
魚匠バーガーのパテ、主な原料はイソマグロです。
ジャーキーにしたり、照り焼きにしたりした残りの部分が、魚匠バーガーになります。

イソマグロは血合いなどを丁寧に取り除き、ミンチに。
その後、他の材料と混ぜ合わせて捏ねていきます。
混ぜる魚によって分量が変わったり、その時の状態によって微妙に仕上がりが違ったりするそうです。
そのため最後はこねて確認し、微調整を行います。

納得のいくねばり具合に仕上がったら形を整えます。
この日の作業はここまででした。
パテの形を作った後はいくつか工程を経てソースをからめ、パテが完成します。
完成したパテは冷凍保存され、商品になるのを待つのです。
見せていただいたのはほんの一部ですが、本当にすべてが手作業。
細かいことは企業秘密なので書けませんが、とにかく手間がかかっています。
「ここまでするのか!」と驚くことばかり。
美味しさの裏には、みなさんの手間暇、そして思いが隠されていたんですね。

 

素材の味と手作りにこだわり、安心して食べられるものを

「奄旨海房 魚匠」の商品は、すべてが手作り。
添加物を使わず、できる限り奄美のものを使って作られています。
また、素材の味を最大限に引き出すよう、味付けに工夫を凝らしているのです。
一番の売りとなる素材の味を保つため、水揚げされた魚は船上で活〆。
マイナス60度の冷凍庫で急速冷凍し、味を落としません。
徹底した味へのこだわり、そして商品ひとつひとつへ妥協のない姿勢。
美味しいものを届けたい、知って欲しいという女性たちの熱い思いに胸を打たれました。
そして女性だからこその力強さと、わきあいあいとした雰囲気、あたたかさを肌で感じる取材となりました。
奄美にいても食べたことのない魚介類、知らない食べ方はまだまだありそうです。
次々と商品が開発される「奄旨海房 魚匠」、今後も目が離せません。

奄旨海房 魚匠

http://gyosyo.amamin.jp/
〒894-0513
鹿児島県奄美市笠利町外金久988-1
(奄美漁業協同組合内)
TEL 0997-63-2167
営業時間 9:00~17:00
定休日 日曜日・月曜日・年末年始

 

魚匠バーガー&お惣菜

毎週金曜日に数量限定で販売
販売場所はふれあいの郷と笠利町総合支所
他、奄美内のイベントや県外のイベントで販売中
当日の午前11時前までなら予約も可能です。
ただし、量が多い場合は前日までに連絡しましょう。
詳しくは電話にてお問い合わせください。
◆11月にはオープン4周年イベントを開催予定!
詳細はホームページで
http://gyosyo.amamin.jp/

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Pocket
LINEで送る

The following two tabs change content below.
泥ぬ マコ doronu mako
奄美市笠利町で夫、娘、犬とともに暮らす34歳。奄美大島に移住して4年目に突入。お店・企業・場所など気になるところにお邪魔しては、あれこれと聞きだし記事にしています。人の生き方、仕事の仕組み、考え方などなど、自分の知らない世界を知りたいと思っています。 フリーランスでライター・編集・画像作成などを請け負い生活中です。ホームページやブログの記事作成、PR文章、コピーライティング、LP、編集、企画・構成、台割・ラフ、チラシ、広告・名刺、ショップカード、バナー・などなど何でもお仕事募集しています!お気軽にご連絡ください。

関連記事一覧

  1. 泥ぬマコの笠利めぐり
  2. 奈良郷志さんの健康茶
  3. koshiraeru バナー 写真
  4. パーチェ・パニーニ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP