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奄美に伝わる“島の薬草”と“世界の薬草”をブレンド【奈良郷志さんの健康茶】

奈良郷志さんの健康茶

奄美にはクビキ茶やばんしろう茶など、内地ではあまり見かけない健康茶がたくさんあります。

そんな中、ひときわ目立つのが「ハンダマ茶」「奄美ウコン王」「島美人茶」「島ぐわ茶」などなど、ちょっと異色の健康茶です。

今回は、健康茶の製造者である奈良郷志さんに突撃取材!
人気の健康茶や評判、開発秘話やこだわりなどを伺いました。

 

1番人気『美人茶』の実力とは?

現在販売中のお茶は全部で8種類。

・島美人茶
・ハンダマ茶
・ばんしろ王茶(グァバ茶)
・島ぐわ茶
・春ウコン
・秋ウコン
・粉末ガジュツ
・奄美ウコン王

その中でも、とくに人気なのは「島美人茶」です。

一度飲んだ方はリピーター率が高く、島外からのお客さんから電話で注文を受けることも珍しくないんだとか。

島美人茶はクミスクチン、春ウコン、ガジュツ、よもぎ、紫蘇葉、どくだみ、ばんしろう(グァバ)葉、すぎなで全9種類の薬草が配合されています。

たくさんの薬草が入って、さぞかし苦いんだろうと思いきや……
むしろほのかな甘みがあり、さらっと飲めるお茶でした。

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「お茶っていうのはね、種類を混ぜれば混ぜるほど味がしなくなるもんなんだ」
と、奈良さんは語ります。
混ぜるほど苦くなりそうなのに、なんとも不思議なお話。
美人茶の人気の秘密は、なんといっても体の変化。
便秘を解消する薬草として知られている、よもぎやどくだみなどを配合しているので「美人茶を飲んでお通じがよくなった」という声が多いのも納得できますね。

“体の健康は腸の健康で決まる”といわれています。
お通じがよくなると腸内環境が整えられ、美容と健康に通じるというわけです。

取材中驚いたのが、奥さんである奈良国枝さんの肌。
近く身でみると、きめ細かくてキレイなこと。
シワやしみがあまりなく、肌がつやつやしてるんです。
お茶を飲み始めて、肌に変化があったかを聞いてみると……

「肌のことなんて気にしないから、どうでしょうねぇ?でも、胃の調子はだいぶよくなったように思います。」

とのお答えでした。
いやでも、美人茶おそるべしです!




産前産後の女性に嬉しい『ハンダマ茶』

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ハンダマは島ではなじみ深い薬草。
サラダにしたり味噌汁に入れたり、ごはんにしたりと様々な調理法で食されています。

島外では同じハンダマの名で沖縄でもメジャーな存在。金時草(きんじそう)、水前寺菜(すいぜんじな)などと呼ばれ、熊本県や愛知県でも食されているようです。

島では昔から“ハンダマは妊婦にいい”といわれてました。
鉄分・カルシウムが必要な人=産前産後のご婦人には欠かせない!
というわけで、ハンダマ茶も女性用に開発されたのです。

奈良さんの作るハンダマ茶はとってもキレイな赤紫色。
この色を出すのに、5年を費やしたそうです。

お茶は、シークワ—サーの酸味が効いてさっぱり味。
妊婦さんでもぐいぐい飲めてしまうでしょう。
その他のお茶も、個々に独自の工夫が凝らされています。
それぞれに基準が掲げられており、袋詰めする前には必ず試飲。
味や色を厳しくチェックしてから袋詰めされているんです。

 

キーワードは継続!自然栽培で育てた薬草

奈良さんの大きなこだわり、それは肥料も農薬も一切使わない“自然栽培”です。
雑草と共に薬草を育て、雑草と一緒に刈った後、薬草を選別します。

とはいえ、奄美にもともとあった薬草だけを使っているわけではありません。
珍しい薬草、効果のありそうな薬草を見つけたらまずは育ててみるそうです。

インターネットでインドやタイなど、世界各地の種や苗を注文し、奄美に取り寄せます。
そして種をまいたり苗を植えたりして、放っておくのです。

半年くらいたった後、育っていれば合格。
生き残っていなければ、奄美の土には合わないということで不採用となります。

「奄美で実際に植えてみて、育ったものを使ってるんだよ。
継続して自分で作れないと意味がないからね。
“続けられること”はとっても大事なことなんだよね。」
そう語ってくれた奈良さん。

現在育てている薬草は19種類ほどで、試験的に育てているのは3〜4種類だそうです。

昔から言い伝えられてきた奄美の薬草の効能、そして世界各国の薬草を取り入れて、奈良さんのお茶は進化を遂げているのです。

取材中、有機栽培のマンゴーを生産しているという、息子の奈良一さんにもお会いしました。

化学肥料や農薬は一切使わず、鶏糞などの有機肥料を少しだけ使ってマンゴー作りをされています。
そのハウスの横で、自然農の薬草が育っているんですね。

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手間ひま惜しまず…すべてが手作業

奈良さんにお願いして、乾燥室や作業部屋を拝見させていただきました。

乾燥室は二重壁になっていて、たくさんある棚は自作さらたそうです。
隣室にある小さい石油ヒーターを使い、10時間乾燥したら4〜5時間休憩、そしてまた10時間乾燥させます。

乾燥させた薬草は袋にいれてストック。

乾燥させたものは時期をみて粉末にします。
ミルで粉砕した後にふるいにかけ、きめ細かいパウダーにするのです。

「ティーバックだから少しくらい荒くてもいいんだけど、細かい粒にするとすぐに味と色が出るんだよ。」
そう言って、にっこり微笑む奈良さん。
作業工程にも独特のこだわりがあるようです。

このように、時間がある時に乾燥させたり、粉にしたりして少しずつ作業を進めます。
なので、奈良さんのお茶は量産できないんですね。

 

“がんにならないためのお茶”を目指して

奈良さんが目指す究極の健康茶、それは……

「がんにならないためのお茶」。

自身のがん切除がきっかけで、当時飲んだ健康茶がよく効いたため、自分でも健康茶を作ろうと心に決めました。

国内外の薬草について、本などで勉強しよさそうだと思ったら取り入れます。
そして自分や家族が飲み続け、効果が実感できたものだけを商品化しているんです。

がんにならないためのお茶は、だいたい完成しています。
ただしまだ3〜4種類の薬草がテスト中なので、あと1〜2年はかかるそうです。

島古来の知恵と、世界各国の知恵を集めた薬草茶。
どれもこれもこだわりのつまった逸品ながら、飲みにくさも少なくなっています。
研究熱心なご主人の作り出す、“がんにならないためのお茶”完成が楽しみですね。

 

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島外の方や、商品に関するお問い合わせは奈良さんへ直接どうぞ!

奈良郷志さん

鹿児島県奄美市笠利町節田225
TEL/FAX 0997-63-2059
携帯 090-1739-7140

 

奄美空港2Fのお土産屋さん・ビックツー・味の郷かさりで販売中。

『奄美市ひと・もの交流プラザ 味の郷かさり』
住所 鹿児島県奄美市笠利町和野1717-1
電話 0997-63-0771

 

『ビッグツー』
住所 鹿児島県大島郡龍郷町中勝字奥間前580番地
電話 0997-55-4100

 

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泥ぬ マコ doronu mako
奄美市笠利町で夫、娘、犬とともに暮らす34歳。奄美大島に移住して4年目に突入。お店・企業・場所など気になるところにお邪魔しては、あれこれと聞きだし記事にしています。人の生き方、仕事の仕組み、考え方などなど、自分の知らない世界を知りたいと思っています。 フリーランスでライター・編集・画像作成などを請け負い生活中です。ホームページやブログの記事作成、PR文章、コピーライティング、LP、編集、企画・構成、台割・ラフ、チラシ、広告・名刺、ショップカード、バナー・などなど何でもお仕事募集しています!お気軽にご連絡ください。
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