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高千穗神社

復帰運動の聖地

奄美探訪 高千穂神社 ©まちいろ

奄美群島が、一丸となって復帰運動に燃え上がっていた昭和26年。「復帰運動の父」と言われる泉芳朗氏が、高千穗神社の一角で断食祈願を行いました。氏は、境内に生い茂るクスノキ林が、あたかも手を合わせて天に祈りを捧げているかのようだと詠われたとか。

今年は祖国復帰55周年にあたります。神社事務所にて断食祈願が行われた当時の写真を見せていただきながら、先人の偉大なる復帰運動に思いをはせました。

奄美探訪 高千穂神社 ©まちいろ

神社散策のすすめ

奄美探訪 高千穂神社 ©まちいろ「浜下り」が群島最大規模の祭りと言われたのも今は昔。初詣と六月灯の人出を除けば、高千穗神社の日常はいつもひっそりとして「なぜまち」をやさしく見守っているようです。

緑豊かで静かな境内は日常を忘れることができる場所。夏場の散策で涼をとるも良し、フレンドリーな神主さんと事務所で気軽に話すも良し。格調高い結婚式もお勧めです。

奄美探訪 高千穂神社 ©まちいろ

体験記

記者は今年数え年42の大厄。せっかくの機会ですので「厄除け祈願」することに。一般に「お祓い」と言いますが、神様にお祈りすることが本来の目的であり、穢れを祓うことはあくまでその前段とのこと。勉強になりました。

まずは事務所で受付。手を洗い清める段階から黒木宮司の手ほどきを受けるという展開に、背筋が伸びる思い。皆さん、柄杓に口をつけてはイケマセンよ。

拝殿では若い松田神主が祭儀を行って下さいました。一つ一つ丁寧に作法を教えて下さるので、安心してお祈りすることができます。

奄美探訪 高千穂神社 ©まちいろお守りとお神酒をいただいて拝殿を出ると、気分スッキリ生まれ変わったような心持ち。

當郷DJ神主によると、初宮詣、七五三詣、交通安全祈願などの定番から、面白いところでは宝くじ当選祈願に訪れる方もいらっしゃるとか。

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これはボックスのタイトルです。

Profile

奄美探訪 高千穂神社 ©まちいろ

歩きすと

とうだひでひと 1967年、鹿児島県名瀬市(現、奄美市)生まれ。筑波大学卒。第2学群比較文化学類にて宗教学専攻。卒業論文は『奄美のユタ神のコスモロジー』。研究継続を志して帰郷した後は、在野としてアカデミックな枠を超えた奄美研究に没頭し、その一環として奄美探訪を書き綴っている。大学在学中には男声合唱団メンネルコールに所属し、パートリーダー兼ソリストを務める。音楽嗜好はクラシック系歌曲からハードロックまで全般。最近は、地域活性化バンド「濱田洋一郎と商工水産ズ」の一員として「音楽のまちづくり」活動に取組んでいる。
また、25歳から始めた相撲競技では、職域相撲での優勝経験。県民体育大会での監督経験、全日本実業団及び西日本実業団への出場など、スポーツマンの一面も。奄美市職員。

この記事は平成20年3月1日発行のマチイロマガジン第4号より転載しました。

 

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